日本の食料自給率が嘘だと言われる5つの理由!

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自給率
「日本は自給率が低い」と言われますが、このデータの算出方法って、本当に曖昧なものなのです。笑

日本の場合カロリーベースの自給率の算出方法が使用されていますが、その自給率が如何に曖昧かわかる5つの理由を紹介します。

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カロリーベースは日本だけ

カロリーベースの自給率の計算方法は

1人1日当たり国産供給熱量/1人1日当たり総供給熱量

で計算されています。

 

これ、言い換えれば

国内生産/国内生産+輸入量-輸出量

を熱量換算したものだそうです。

 

この式を見ると外交をやめた瞬間に

国内生産/国内生産

という式になり、国内自給率が100%になることがわかります。

 

しかし、外交をやめたら日本は国民をまかなうだけの食糧を自給できないと言われています。まあ、厳密にいえば、食料廃棄・廃棄野菜などを消費にしっかりと当てる政策をし、米を中心にした食生活に切り替えれば生きて行けるだけの食料はあるかもしれませんが、いきなり自給率が100%に上がったと言われても困りますよね。笑

如何にあやふやな式なのかがわかります。

また、このカロリーベースの自給率を全面的に押し出しているのは日本だけであり、世界的に見たら圧倒的に生産額ベースの自給率が主に見られているそうです。

ここには、日本の政界の思惑が絡んでいるようですが後述します。

 

 

 

生産額ベース

生産額ベースの自給率は

食料の国内生産額/食料の国内消費仕向額

で計算されます。

 

 

この算出方法だと日本の自給率は70%近くなり、安心はできない数字ではあるのですが、世界的に見ても見劣りはしない数字になっています。

世界的にもこの自給率の算出方法が基本的でありますので、日本の農業は日本人がうれいる程まで衰退してはいないのです。

 

 
 

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役人の思惑

では、なぜ日本ではカロリーベースの食料自給率が前面に押し出され、ここまで日本は「自給率が低い!」「なんとかしないと!」という思いが国民共通の意識として根付いているのでしょうか?

そこには農水省の思惑が絡んでいるということが上げられます。

 

どういうことかというと、

「自給率が低いから何とかしないといけない」

という意識を強く根付かせ、共通意識にまでしてしまうと、農水省に提供される資金の底上げがしやすいのです。

 

「これしかもらえないならば、自給率対策が十分に講じられない」

と言われたら、予算を出す方も

「ご、ごくり・・・じゅるり。」

となるって話。笑

 

これは同時に組織と役人の自己保身のため、ということもなります。いかに自国の農業が弱いかを理論武装して、自分たちの役割を過大評価させようとしているんですね。
それによって、安心して天下り先の利益を確保し、農水省予算の維持、拡大につながるという循環を生んでいます。

 

まあ、気持ちはわからんでもないが、ちゃんと仕事してくれ。

 

 

 

自給率の曖昧さ

先ほど、カロリーベースの自給率の曖昧さは記述したのですが、実は生産額ベースの自給率もちゃんとした自給率を算出しているとは言えません。

生産額ベースの自給率で注意したいのは、生産額ベース計算式の分母が消費仕向け額合計ということ。これは、国内で生産される農産物の総生産量、国内生産額合計が同じでも、輸出が増えると、その分、国内消費仕向け額が減ることになります。

つまり分母の値が小さくなるので、生産額ベースの自給率は上がるということがわかります。

これもまた、曖昧な感じがしますよね。

生産額ベースの算出式に問題があると言うより、国産農産物に付加価値を付けて輸出する戦略や、国産農産物の輸出割合などには意味のある数字になりますが、我々が「自給率」と聞いて思い浮かべるものは何でしょうか?

 

おそらく

「国民が実際のところどんだけ食えば生きていけて、それを国内のみでどんだけ生産できるの?」

って話です。

 

国の政策を考えたり、対外の政策を講じる際に重宝するデータとして、「自給率」という言葉を作り、計算方法を編み出していますので、国民の意思と食い違ってもしょうがないのですよ。

実際国民の思う「自給率」って算出方法が結構難しかったりしますし。
だから、国が叫ぶ自給率というものは、そこで語られている内容・・・つまり日本のどの品目が生産量が低いとか、畜産で海外の飼料に頼っているとか・・・が重要なのであって、自給率自体はそんなに重要視しなくてもいいのかもしれません。

もっと本質的な部分に目を向けるべきなのですね。そこで、日本の農業の強さを示す指標が農業生産額なのではないでしょうか?

 

 

農業生産額

日本の農業生産額は約8兆円で、世界5位!

これを聞いたら「日本の農業やるじゃん!」って思いませんか?笑
不安であおりたい農水省が表に出さないデータですね。

日本はれっきとした農業大国ともいえるでしょう。
この小さな島国なのにもかかわらず、ロシアより上らしいからね。笑

まあ、しかしこんな小さい島国なのにもかかわらず、農業における輸入額も世界トップクラスだから一概には言えない部分もあります。輸入に関しては外交問題だから、輸入量を多くしないと・・・ということも絡んできますので、単純な話ではないんですがね。

他にもデータとして出てはきませんが、日本の生産者の「腕」は素晴らしいです。海外で活躍する日本の生産者はたくさんいますし、技術指導に行っている人もたくさんいます。

 

 

ここまで読んでみていかがでしたでしょうか?

日本の農業にも希望があるということがわかっていただけましたか?

まあしかし、就農人口は減少しており、高年齢化など問題が多いのも事実です。そういった本質的な問題に目を向け、農業を盛り上げていきたいですね。

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