農業とミミズ!家庭菜園でも活躍!土壌改善するも反対派も!?

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ミミズ
農業者の様々な立場によってミミズは時にヒーローになりますし、悪者にもなります。

「え?悪者になることもあるのか!?」

と驚く方もいらっしゃるかと思います。これは考え方の違いなのですが・・・ご紹介しましょう。

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「目見えず」からメメズになり、転じてミミズになったという説があるミミズ。
目がなく、手足もなく、紐状のそのフォルムは気持ち悪いと遠ざける人も結構いるかと思いますが、家庭菜園などを行っている方からしたら、非常にいとおしい存在でもあるかもしれません。

ゆっくりと土を変えていく様は結構可愛らしいなあと思うのですが、集団でいるミミズはさすがに気持ち悪いかもしれない。笑

そんなミミズですが、農業を行うにあたった悪者になるということはどういうことなのでしょうか?正確には悪者ではなく、自分の土づくりがまだまだだと実感させてくれる存在というところでしょうか。

 

種類によるのですが、ミミズは腐食した土を餌とする種類がいます。こうしたミミズは、一般的に体が大きく、農作物を食べてしまうモグラを引き寄せるのですね。そのため、嫌われている面があります。

また、腐食した土を食べるということは、そのようなエサになる土が存在するということ。そうした土壌ではまだまだ農業に適した土とは言えないですよね?農家が求める土づくりがまだ未熟ということです。

 

そのため、ミミズがいることで

「うちの畑はまだまだだなあ」

なんて言う人もいます。

 

 

こうしたミミズとは違い、小さい糸状のミミズもいます。このようなミミズは大きなミミズとは違い一段階土壌の改善が進んでいる証拠のような扱いをされます。微生物が分解したものを餌にするため、微生物の活動が活発である証拠とも言えるのですね。

 

木村秋則さんで一躍有名になった「自然農法」では、森林のような土を目指します。そうして土づくりを進めた結果、肥料や農薬を散布しなくても、連作などの被害は出てきづらく雑草なども少なくなってくるそうです。

雑草などはその土壌がもっと良くなろうとする結果生えてくるものであるため、土壌が改善してくれば生えてこなくなると言われています。こうした土壌ではミミズの姿も見かけなくなるようですね。微生物の働きだけで十分なサイクルが完成したという指標なのでしょうか。

そのため、目指すところがこのような土壌の場合は、ミミズの存在、例え糸状の小さなミミズでさえも「いなくなるような」土づくりを目指すのですね。

 

色んな立場や考え方でミミズに対する考え方が変わるのがわかったでしょうか?しかし、本来土壌の質を改善してくれていますので、どんなミミズがいようとも「ありがたい存在」であることには変わりないのです。

家庭菜園などでは、農業者よりも土壌の土づくりは目指さないですよね。そのため、ミミズの働きというのは非常にありがたいです。では、そのありがたい働きを紹介していきましょう。

 

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土壌の撹拌

ミミズの働きで本当にありがたいのはこの「土壌の撹拌」かもしれません。微生物だけでは行えないことですからね。シャーレに土を入れ、その上にボカシ肥などを蒔いておき、ミミズを投入すると表面に合ったボカシ肥が土中に混ざり合っていくのが確認できます。

このように土壌の撹拌を行ってくれることは土壌内の栄養分が均等に混ざってくれることにもつながります。

ミミズが動き回ることも土に空気が供給されるため非常に良いですね。そのように溝ができることで植物は根が張りやすくなりますし、微生物は土中の空気によって活動が活発になります。

 

 

化学性の改善

ミミズの糞にはいくつかの効果が見られます。土壌の科学性の改善としては

  • 養分保持力の指標となる陽イオン交換容量(CEC)の向上
  • 土壌pHの改善

などがあります。

このような土壌中の科学性の向上により植物が吸収しやすい形へとミネラル分が変化するため、効率の良い土壌が完成します。リン酸などは土中が強い酸であった場合には不溶化してしまい植物が吸収できなくなってしまいます。その点、酸性土壌を改善してくれるミミズの糞はとても良い働きをしてくれますね。

 

物理性の改善

ミミズの糞はさらに物理背の改善も行ってくれます。

土壌中には腐植というものが存在します。

腐植は土中の小さな粒子の土を吸着させ、土が塊になる構造を促進させます。これを土の団粒化構造といいます。砂漠などは腐植がない為にあのような砂地になっています。

腐植がもたらす効果としては、土が固まることで土壌中に隙間が空くことで空気や水が供給されやすくなることや、水分の保持力が高い土壌になること、養分の保持力が高まること、根が張りやすくなることなどが上げられます。

ミミズの糞はこうした腐植のような働きをしてくれます。というか腐植自体があまりわかっていませんので、ミミズの糞も腐植の一種かもしれません。笑

腐植を構成するフミン酸はミミズの糞の中にも見られ、このフミンさんがpHの急激な変化を防ぐとも言われています。

 

このような素晴らしすぎる働きを行ってくれるミミズ様。
家庭菜園でもミミズを増やすような土づくりを行ってみるのも楽しいかもしれません。

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