1分でわかるキセニア現象!なぜトウモロコシや米が例に上がる!?

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キセニア

「キセニア」という植物の仕組みをご存知でしょうか?

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「重複受精によって胚乳ができて、その形質に花粉の持つ遺伝形質が表れることがある」というのがキセニアの説明になります。笑

これだけ聞いてもさっぱりわからないですよね。

 

辞書的にいえば、「胚乳に花粉親の影響が現れる現象」なのですが、良く例を出されるのがトウモロコシとお米。

 

トウモロコシでは、他の品種の花粉が飛んでくることで品質が低下することがあります。

また、お米では、もち米を育成していたのに、出来たものを食してみればうるち米だったということがあります。

 

こういった現象がなぜ起こるのでしょうか。

これには別品種の花粉が飛んできたことが原因なんです。

被子植物では、卵細胞だけではなく別の場所でも受精が起きる場合があります。重複受精という現象なのですが、これによって飛んできた花粉の特性が胚乳に発現するということが発生します。

胚ができるための受精と、胚乳ができるための受精の両方が行われるのです。
その結果、違う品種の形質を持った種が出来てしまうということです。

これがキセニア。

 

なぜ、トウモロコシや米が例に挙げられるかというと、この二つに共通しているのが胚乳部分を食しているということです。トウモロコシは胚乳の部分を食べますから、ショ糖含量の低い胚乳ができてしまうと格段に品質の低下を及ぼします。

甘みが売りの品種なのに、ポップコーン用の品種になってしまったらクレームが殺到しますよね。

上記に取り上げたモチ米がうるち米になってしまうというのも、出来上がったものが全く違うということになります。

 

このように食する部分が胚乳部分ではなく、果肉部分である場合、トマトやキュウリなどですね。その場合はキセニアが起こっていたとしても、

「この種・・・味が違う!」

などといったことにはなりません。笑
そこまでわかったらすごいです。笑

 

これを防ぐには、トウモロコシの花粉が飛ぶ距離(100~200m以内)で異なる品種を育てないことが大切になります。。どうしても避けられない場合は、開花期がずれるようにタネまき時期を調整するなどの工夫が必要です。

重複受精と言うものがまだ知られていない時は、次世代となるは胚の部分だけで、胚乳は種皮と同じく母親由来の細胞でできていると考えられていたため、受粉によって本来現れるはずの母親の形質ではなく、父親の形質が表れてしまうというのは、実に不思議な現象だったのでしたが、今ではすっかり常識に。

 

以上がキセニア。

家庭菜園では市民農園などを借りている場合、他の家庭が植えた品種のものと交雑してしまって影響が生まれるかもしれませんが、

「ああ、これがキセニアか!?」

とちょっと感動を覚えるかもしれません。笑

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