消費者も農業者も「有機は美味しい・農薬は危険」の一歩先へ!

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農薬

今回は農業というのは消費者が思っているよりももろい生態系だということと、それに伴った慣行農業と有機農業の違いを紹介していきます。

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農業というのは、そもそもが森を切り開いて自然のもともとの生態系を壊しそこに人間が自分たちが快適に生活できるようにと畑を設置したことに起因します。そして、同時にそれはもともとあった豊かな生態系の土地に人間が食べられる野菜だけを育てるという単一的な生態系に移行したことを意味します。

そのため、畑という場所は自然環境が整っているように見えても、森林などと比べると生物相が単調であり病害虫に対してもろい生態系なのですね。

 

近年、木村秋則さんによって爆発的に認知度が上がった「自然農法」などは、そうした単一的な環境になってしまっている畑の土を、元々の森林地帯のような土に戻そうとしています。それが自然の植物が生きる上で最適な土壌環境と見定め、理想とします。

実際に、厳密に、森林の土のような土壌を再現できているのかはわかりませんが、土づくりに成功し、見事な野菜を自然農法・・・つまり無農薬・無肥料で栽培している生産者の方もいらっしゃいます。

本当にすごいなあ、と感心します。そこまでの土づくりを出来たら、もはや肥料などはその生態系を乱しかねないような存在になってしまうため、「肥料は入れないほうが良い」という立場を自然農法はとるのですね。

 

 

しかし、そもそものスタート地点が森林と農業では異なるために、なかなかここまで土づくりを行えることは少ないのが現状です。

そこで慣行農法や有機農法がはったつしているのです。

 

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対処の仕方

そもそもの豊かな生態系ではなく、単一的な生物相になった農場では、やはり病害虫のリスクは大きくなってきます。

そうしたリスクを慣行農法では農薬、有機農業では薬以外の工夫によって乗り越えています。ここが、この農法の大きな分かれ目かと思います。

 

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農薬の安全性と有機農業の不安点

ここで、一般的に唱えられているのが

「慣行農法は農薬浸かってるから危ない。」

「有機農法は自然由来だから安全で美味しい。」

というものです。

 

 

しかし、こういした単一的なものの見方は出来ないのが今の農業だと思います。

農薬の安全性に関しては、こちらの記事で詳しく記述しています。

農薬は昔は本当にひどいものでした。そもそもの発端が戦争で使用されていた毒薬のはけ口だったため当然と言えば当然です。

しかし、今では人が一生涯摂取し続けても大丈夫という規格を乗り越えたモノしか使用が許可されていません。まあ、しかし人工的に生成された化学合成物を摂取するのに抵抗がある人も多いでしょう。

それが、何百年単位にわたって環境と人間に与える影響というのは未知な部分が多い為不安な点はあります。

しかし、我々が思い描くような不安や問題視する部分は大きく改善されているということを認識しなくてはいけません。

 

 

そして、同時に有機農法でも農薬は使用している場合があるということ。こちらの記事で詳しく書いています。

有機農法は国が定めた「有機JAS」の方法に則って行われています。その規格内にある種の農薬の使用は許されています。

 

そのため、単一的に有機だから安全。農薬は危険。とは言えません。

しかし、前述したように有機農法では「薬以外の何か」で工夫している面が多々あります。環境や人へ害がない様にという思いの元、農薬の散布はせずに、工夫の連続で対処している人も多くいます。

 

そういった農家は多くの場合、「有機だから安全ですよ」という単調な売り文句ではなくしっかりとした販売形式を形成しています。

有機農法の場合、そういった面に非常に魅力を感じます。

 

68c0b6916fe398945076812f1df1bd2chttp://ameblo.jp/gardenleaf-y-flower/entry-12021999119.html参照

 

味の違い

有機肥料と化成肥料で育てた味の違いというのは、実際そこまでの大きな差はない、と言わざるを得ないかもしれません。

実際に野菜ソムリエの方が、どちらかを聞かず味の違いを比較してみてもわからなかった、ということもあります。

 

逆に、化学肥料を使用して世界にも通用するような野菜を生産している農家もいます。

こうした結果は農法ではなく、栽培方法によって味が大きく変わってくるだろうということが考えられます。

 

有機だから美味しい・・・というところからは消費者は脱却しなければいけないのです。

この生産者はこのように生産していて、こういった思いで農業に携わっているんです。だから応援したいし、安全性は保証できる。なにより、やみつきになるような美味しさなんだよ!

これくらい言えるような消費者が増えてきてほしいですね。そうした顔の見えるやり取りをして、取り組みが見える人から野菜を購入する風潮が少しずつではありますが増えてきてりうのでは?と感じます。

是非、気になる生産者の方から直接野菜を購入して見て下さい。野菜に対する想いが変わってくると思います!

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One Response to “消費者も農業者も「有機は美味しい・農薬は危険」の一歩先へ!”

  1. より:

    どうも、初めまして
    農業について考えるにあたり、以下のブログが参考になります

    野人エッセイす

    このブログの作者さんは、独自の工夫を凝らした新しい農業を行ってらっしゃいます
    少しでも農業に興味のある人にとって、必ず役に立つものと思います

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