農家の感覚を数値や元素記号へ!集合知の農業により根拠のある産業へ!

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農業
「集合知の農業へ」という非常の面白い記事を読ませていただきましたので、それに対して研修生ながら感じたことを記述します。

のらくら農場の荻原さんによる知識を形式化していく実践。非常に面白いですよ。

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集合知の農業へ

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http://logmi.jp/23123
こちらのURLで「集合知の農業へ」という話をされています。

どういうことかというと、時給換算したら350円程度にしかならなった農業開始当初に試行錯誤してもどうにもならないという現状に悩んだ荻原さんは「土壌分析」に出会います。

そこでどうやら土壌のバランスによって、どのような影響が出てくるのかが分かってきたそうです。有機農業の全体像が見えてきたと表現されています。

 

そうした原因が数値化して理解できるようになってきて、今では葉の状況や栽培環境を見るとマグネシウム欠乏のサイン、銅欠乏のサイン、亜鉛が十分いっているなどの判断ができるようになってきていると言います。

しかし、今では60から70種類の種類を栽培しており、一人では一つ一つの作物を見ることはできなくなってきており、判断ができないという状況が起きているそうです。そんなに栽培していたら当然ですよね。笑

そこで、必要になってくるのが集合知の農業。

どういうことかというと、「共通言語を育てる」ということ。

 

例に出すとお酢をC2H4O2という表記にする、などですね。
こうしたことからに何がわかるのでしょうか?「お酢」って書いた方がわかりやすいじゃん!と思うかもしれません。

確かにお酢を使用したんだからお酢と書いた方が、直感的に「何を使用したか」がわかるのです。しかし、それでは「どんな働きをするか」はわからないのです。

 

C2H4O2と記述することで、これは炭素と水素と酸素が結合した化合物ということがわかり、見えてくるものが広がるのです。

これはつまり、農家が経験としてずーっと蓄積してきた感覚的な「暗黙知」を数値などで一旦「形式知」にするということです。そうしたことで、経験を持たない人でもその数値がどのようなことを示しているのか・・・ということを理解すればその数値に対する対策を講じることげできるのですね。

 

そうした形式知に変換することでやっとスタッフ全員と共通した考え方を行うことができるのです。数値と現実との確認を何度も行うことで、植物を観察するとどんなサインを出しているかがわかるようになります。そこで、やっと全員で共通の話ができるのですね。

そうした議論をみんなで行うとそれは「集合知」になりますよね。議論するのが楽しくてしょうがないでしょう。

 

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上記のURLで非常に興味深い記述があります。

「これアンモニア臭若干するかな?」みたいなことで臭い嗅ぎます。

これだけじゃダメで、堆肥の成分分析表があって原材料表があって、この臭いがしてる。ということで僕、ホワイトボードをバーっと持ってきて、堆肥にズボッと挿して、「ここに分解曲線と元素記号を書いて。今これがどういう熟度にあるのか」っていうのを、みんなに説明していきます。

そうするとみんなは「うーん、なるほどなるほど。ってことはさ、この堆肥使えるのって多分ナスとピーマン、ネギ、トウモロコシがいけるけど、キャベツちょっとやばいよね。カボチャはまあまあいいんじゃないかな」っていう話をしていくんですね。

まさにこういうこと。笑

 

 

感想

研修生

農業研修生である私が感じたこと・・・たくさんありました。これはまさに今の農業に欠かせないことなのです。

 

これを私の経験からもっと簡単な事例に例えましょう。

 

肥料を10体持って行って蒔くように指示された私は、肥料を蒔く現地に向かいました。
去年、一昨年と、トラクターで一回通った場所に肥料を一体蒔いていました。トラクターが通った道は線が付くためわかるのです。

そのため、トラクターで5往復したら10本の通路ができます。そのため10体の肥料を蒔く・・・という感じで私が働いていた農家では肥料を散布していました。

その時トラクターが通った通路は8本。そのため8体の肥料を散布しました。親方がトラクターで作った通路の数を曖昧に覚えているために、現場に多めに肥料を持っていくということはよくあったため、何の疑問も持ちませんでした。

しかし、親方からはあとから「10体って言ったべや。何で8体しか蒔いてないのよ!」と激怒されるのです。笑

 

これは、使用する肥料などによって、どの程度の面積に対してどの程度の量を散布するかの違いがあるため一律にしないのは当然と言えば当然なのです。

しかし、畑にここからここまでが大体1反であるとかいう印があり、さらにその年に使用する肥料が何反にどの程度の量をまくものなのか・・・さらに一体の肥料にはどの程度入っているのかを数値化してスタッフ全員が共通に知識と持っていればどうでしょうか?

 

何も問題はないのです。笑

「今日トラクターで起こしたところに肥料蒔いてくれ」

と言われただけで、全員が何体を蒔けばいいか、共通の答えが出るのです。ストレスがかからない現場になりますよね。さらに数値化した共通の知識を持っているだけで、効率の良い仕事ができ、何か問題が起こった際に例え経験値が浅くとも、知識があればそれに対する対処を考えることができます。

肥料散布の例は本当に簡単な例。
しかし、こんな簡単なことでも農場を仕切る親方とスタッフの間では差が生まれてしまい、問題が生じます。

 

農業の現場ではこんなのばっか。

発展するわけねー。笑

 

親方の知っている知識を数値化し、それをスタッフに教え込み、どのような判断をできるようになるか・・・それが本当の農業における親方とスタッフの関係性ではないかと思います。

 

そうしないと、何年研修生をやっていても知識として身につくのは非常に少ない。そして経験値からくる考えや対処も、根拠が伴わず、結局現場で働いている年数が少ないからだという話で片付いてしまいます。

確かに現場で働く年数は重要だけど、そんな話で片付いてしまうのは非常にもったいないですよね。

 

以上が、私がのらくら農園の荻原さんの記述を読んで感じたこと。
栄養素における植物の反応などについても感じることはありましたので、それはまたの機会に記述します。

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