農業研修生の背中を押すような高野誠鮮さんの名言!生き様に感動!
友人から送られてきたURLから知った記事について紹介します。
是非、私のような若くして農業を志している人たちに知ってほしいと思いました。是非ご覧ください。
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紹介したいのは高野誠鮮(たかの・じょうせん)さんという方の話。
高野さんは石川県出身。羽咋(はくい)市役所職員、日蓮宗僧侶、科学ジャーナリストです。この人生き方が面白いし、農業を志す若者の背中を押してくれる存在かと思います。
参考URLhttp://greenz.jp/2014/04/28/jousenn_takano/
高野さんが何をしたかというと、簡単に言えば地域おこしです。しかしそのやり方が非常に他を圧倒するようなやり方で、また元気をもらえる感じがします。そうした活動を行える存在になったのは、高野さんが生きてきた生きざまにあります。
学生時代
学生の頃は、宇宙について興味があり、スタンフォード大学のペーターA.スターロック博士やハンガリー出身の元情報将校、コールマン・ブォン・ケビュツキーさんに直接手紙を書いたそうです。こうした行動から、なんと返信が来て直接会いに行くまでに至っています。
この行動力素晴らしい!
農業に進もうとしている人って、農家を継いだ人間では感じられないような「感動」とか「直感」ってあると思うんですよ。そうした感覚って人間が最も信頼できるものではないのかなあ、と思います。
周囲からいろんな反反の意見はあるでしょう。しかし、自分の中にわいてきた「感動」とい感情は決して無視はできないですよね。
あ、気になる。あ、やらなきゃ後悔する。
やればいいんです。笑
感動した原点があるならば、その原点を作った人や、その原点を提供した人に手紙を書いてみるというのもいいかもしれませんね。手紙なんて原始的な方法ではレスポンスが期待でいないとおもうかもしれませんが、返事が来なかったら縁がなかっただけ。しかし、何か行動を起こさないと「縁」は生まれません。
そして、インターネットが普及した今だからこそ手紙というツールの破壊力はデカいかと思います。笑
私も来年に手紙を書いてみようと思っています。とにかく自分の師になりそうな人にあたりかまわず。笑
僧侶を継ぐために
高野さんの実家は寺だそうです。しかし宇宙に関して興味があった高野さんはそちらを本職とします。ですが、取材などに明け暮れ仕事が軌道に乗ってきたころに「実家を継ぐ運命にある」という占いを2回されます。笑
そのため、もうそれが自分の運命なのだと感じて実家に戻ったそうですが、父はまだ健在。そこで地元の公務員になるという選択をするのです。
現場ではいわゆるお役所仕事が染みついたような環境で、対策チームなどはあっても行動が伴わず、勉強会やセミナーなどばかりしている印象を受けたそうです。
そこで高野さんは次のようなことを次々と起していきます。
- 歴史書から古文書までを読みあさり、羽咋市の一番だけを集めた「羽咋ギネスブック」の作成
- 古文書の中に「麦わら帽のような形の飛行物体」という記述を見つけ、うどん屋さんに「UFOうどん」のメニューの作成の依頼
- 若者を呼びこむために棚田を雛壇に見立てたひな祭りを学生と共同で開催
- 直売所を、農家自身の出資を募って設立
- 田んぼのある神子原(みこはら)から「神の子キリスト」を連想的につなげ、ローマ法王への米の献上を実現
- 米は連絡が殺到しましたが「有名デパートに売っている」と返答し、消費者が有名デパートに連絡殺到。結果的に有名デパートから「卸させて欲しい」と連絡が入るという戦略。笑
こうしたことを起こしていき、地元の活性化に貢献したそうです。このような結果を残すにあたって、高野さんは次のような言葉を残しています。
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失敗について
失敗するというのはやった証拠なんですよ。
ぼくはよく言われました。「そんなことやって失敗したらどうするんだ」って。ぼくの答えはいつも同じです。「成功するまでやったらいい」答えは簡単なんです。
失敗は恐れがちです。しかし、最終的に成功すればそれは過程しかすぎない、ということです。「あきらめたくない」という感情が湧くのならばきっとそれが自分の本心なのでしょう。
逆らわずに、実現に向けて一歩を踏み出すことが大切なのですね。
人のため
直売所を設立するにあたって、以下のようなことが農協職員と会ったそうです。
ぼくは、「今の農協は“脳が狂う”と書いて脳狂だ」といった。「お前、おれにけんか売りに来たのか?」といわれましたよ。
それで、「ここの農家の所得は年87万円で、農協職員は600?700万円とかもらっている。
米価は毎年下がっています。農協職員の給料は毎年下がるんですか?」と聞いた。下がるどころが上がっているんですから。これは狂っているとしか考えられないと思った。
そうして直売所を設立した後、大喧嘩した組合長が直売所オープンの際の来賓代表挨拶で、「本来農協がやらなきゃいけないことを役所がやってくれた」と話をされたそうです。そうした経緯について高野さんは以下のように語っています。
私心を無くすこと。自分を無くしてしまえば物事うまくいくんですよ。
自分をかっこよく見せたいとか、自分だけがお金儲けしたいとかそういうのを無くさないと、一瞬は人を騙せてもうまくいかない。私心が無いことが伝われば、反対していた人たちも味方になってくれるんです。
これは簡単に思えて、難しいこと。でも、農業者って「人のため」という思いを抱きやすい職業です。そこが出発点で農業を始めた人も多いかもしれません。
このままじゃ人間も、自然もダメになる
そんな考えがあるのならば、きっとそれは正しいこと。強く望めば必要なものは後からついてくるのかもしれませんね。
実現にむけて
どうすればできるか、それだけを考えればいい。できない人はやらないからできないだけなんです。以前なにか提案したとき、70歳代の方に反対されました。「そんなことくらいは、わしだって考えていた」って。
ぼくは言いましたよ。「いつまで考えているんですか?なぜ今までやらなかったんですか?」って。
切れた電球の下で、暗いと不平をいったり。議論してたって、いつまでも明るくなんかならないですよ。
実際に電球を変えなきゃ、明るくなんかならないんです。
自分ができることを精一杯やればいいんです。自分以外の人や環境を理由にしちゃいけない。
胸が痛い。笑
何かをやる時に「出来ないこと」、「出来ない理由」、「出来ない言い訳」を探しがち。とにかく行動をせよ・・・ということですね。
農業研修生のみなさんには特に染みた言葉では・・・?将来の農業を担うのは僕たちです。共にあきらめず頑張ろうではありませんか!!
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