植物におけるカリウムの働き!化学反応を引き起こす重要な要素!

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カリ

植物の三大要素であるカリウムが、植物中でどのような働きをするのかについて紹介いたします。
他の要素との重要な関わり合いもあり、欠乏すると植物の成長や食味を損なう他、人間の体にも害がある可能性があるため、注意したいところですね。

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カリウムの働き

カリウムは植物内でどのような働きを担っているのでしょうか?

カリウムは植物の体を形成するような成分ではないですが、不足すると生育に大きな影響があると言われています。そこには、カリウムが植物の体内で様々な化学反応を進める上で、潤滑油のような働きをしているという理由があるのです。

この潤滑油のような働きは補酵素と呼ばれています。

 

よく化学の勉強をしていた時に、触媒として何かの金属を化学反応が起こるところに一緒に入れたりしませんでしたか?笑
その触媒のような働きをするのが補酵素です。しかし、時にはその補酵素がないとほとんど進まないような化学反応もあるようですね。

 

そういった点で、カリウムは植物に必要不可欠なのです。
植物は水と炭酸ガスからでんぷんを作るのですが、この炭酸同化作用はカリウムがないと進行しないと言われています。

さらに、炭酸同化作用によって生成されたでんぷんを分解する反応もカリウムが必要なんですね。でんぷんを分解することによって得られる糖から、さらにビタミンなどの栄養素が作られるのですが、そこにカリウムが必要になります。

このように、植物が生きて行くうえで重要な物質を作る化学反応にはカリウムが必要不可欠なのです。

 

 

硝酸態窒素との関わり

 

カリウムが関わる化学反応にはもう一つ重要なものがあります。
窒素の働きを紹介した記事で記述したのですが、窒素は土中で硝酸態窒素になり植物に吸収されます。その硝酸態窒素を植物体内でタンパク質に変化させるのですが、そこにカリウムが登場するのですね。

上記の記事で書きましたが、硝酸態窒素は人体内で発がん性物質に変わったり、酸素欠乏の症状を引き起こす可能性があったりと、何かと人体内に入れたくない物質。

その硝酸態窒素を植物体内で減少させるのに一役買ってくれるカリは、私たちにとっても嬉しいものでしょう。

 
 

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カリウム欠乏

 

カリウムが不足してくるとどのような現象が起こるのか。
これは、カリウムが植物体内で重要な反応を促進させているということからも分かるように、大きな影響を及ぼします。

中でも、じゃがもや豆などは非常に変化がわかりやすいかもしれません。というのも、根や茎、種を食す野菜だからですね。

炭酸同化作用ででんぷんを作りますが、カリウムが欠乏することによりそういった部分が大きくならないということが考えられます。

 

また、植物の細胞壁は糖からできています。糖は上記に記載したようにカリウムが欠乏することで減少すると思われます。そのため、細胞壁が弱々しくなり、それは植物全体がしなっとしたものになることにつながります。

全体的に弱々しくなる印象ですね。

また、上記に書いたように、発がん性のある亜硝酸へつながる硝酸態窒素を多く含む植物に育ってしまうため、人間の健康の面でもカリウムが結嚢した野菜は避けたいところです。

 

 

肥料としてのカリ

そんな重要なカリウムですが、肥料の原料となるカリ資源の生産量はカナダ、ロシア、ベラルーシ、ドイツという順で並び、この国々が8割のシェアを誇っています。

そのうえ、大きく発展している国は農業の普及も大きく増えており、中国などは非常に消費量の多い国になっています。資源の枯渇が心配ですね。

しかし、リンなどとは大きく違う点が、カリウムが豊富に含まれている植物の葉や茎、根から作る堆肥や、植物を食べる牛や馬、山羊、羊などの糞尿や敷きわらから作る厩肥が、カリウム分を豊富に含んだ肥料になるということです。

そのため、有機農法や近年大きく知名度が上がった自然農法でも、その地で生えた草などを敷き草として土に戻してやったりする方法が行われていますね。これは、湿気を保ち、根やミミズなどの土壌生物を保護するという働きもあり、非常に有効に働きます。

 

以上がカリと植物。

非常に重要な働きをし、身近な資源でも供給が可能なカリウム。

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