【福岡式自然農法】不耕起でも実現可能?粘土団子で行う農法!

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福岡式自然農法
福岡式自然農法についてご紹介します。

いやーしかしこの農法を説明すると、思想的な部分まで紹介しなくてはいけないため、少々厄介なのですが、非常に興味深い部分もありますので、面白半分で見てみてください。

今の農業が見失ったものを感じられるかもしれません。

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思想

この農法を提唱した福岡正信さんは1913年、愛媛県伊予に生まれました。
25歳の時に急性肺炎を患い入院。生死をさまよった経験から

「この世には何もない」

と思うのに至ったそうです。それが福岡さんが農業の道に入った理由。「一切無用論」「無」の思想の誕生でした。

 

そこから、「やらなくてもいいこと」を徹底的に追及していき福岡式自然農法にたどり着きます。つまり、福岡式自然農法とは、現代の科学を真っ向から否定している形になります。

福岡さんは「身土不二」という言葉をよく口にするそうです。身土不二とは、身体と環境は表裏一体、不可分ということです。そのため、自然から生み出された食事が狂ってしまったら、身体が狂い、考え方が狂い、あらゆることに影響してくるといいます。

そのため、環境を狂わせている原因である化学物質は一斉に排除し、否定し、自然の力で栽培を行おうというのが根本の考え方です。「人為は無用」と徹底的に人の手をかけないような農法。つまりそれは、現代の有機農法も否定をしていることになるのかもしれません。

 

しかし!

ここでよく勘違いされるのですが、福岡式自然農法は「ほったらかし」農法とは違います。なぜなら、自然環境は自然のサイクルに任せておけば修復できるのですが、一度人の手が入ってしまった自然は、放っておいても元の自然の形には戻らないためです。もしくは、非常に長い年月がかかるのですね。

そのため、人の手が入ってしまったからには、人が手を貸して上げなければいけないということです。

 

福岡式自然農法はほったらかし農法ではないということです。

いやーしかし自然農法というのは細かく分けると、いろいろな派閥や考え方がありますよね。以前このブログで書いた、秀明自然農法もまた福岡式自然農法とは違った視点から農業を展開していきます。

 

「自然農法」を大きく普及させた木村秋則さんもまた微妙に違った方法を取ります。

不耕起や、雑草に対する考え方や対処などが大きく異なってきますね。
また、堆肥として人の手をくわえてあげるかどうかも大きなポイント。

その点、以下に詳細を記述しますが、福岡式自然農法では不耕起の方法で栽培を行います。

 

 

四大原則

福岡式自然農法には四大原則があります。それは

  • 不耕起
  • 無肥料
  • 無農薬
  • 無除草

というものです。これは一般的な農家には到底理解しがたい部分ですが、耕さず、肥料を与えず、農薬を投与せず、除草を行わないという姿勢を取ります。

これが上記で記載したような人の手を極力入れないで農業を模索していった結果たどり着いた農法です。

 

肥料や堆肥を与えることで、作物を過保護にしてしまうために行なわないそう。そのため灌水も行わず、植物の本来の生命力を最大限に引き出すのだそうです。こうして強く広く根を張った作物ができ、結果的に頑丈な作物が栽培できるのだとか。

また、除草に関しては、花が咲くころに、一斉に刈り取り、それをその場に置いておくそうです。これも一般農家とは違いますよね。普通は刈っても草は種を残そうとして種を落とします。タンポポなどは刈った次の日には綿毛に変化しています。

そのため、普通は刈っても畑の上には草を残しておきたくないと考えますが、福岡式自然農法では違うのです。そうしてその場におかれた草は肥やしになります。

 

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種まき

また、福岡式自然農法では種まきも特徴的です。

種は、粘土質の土に様々な種類の種を混ぜ合わせ、ポーンと放るのです。笑

そうしたら、その部分の土に合った種がそこに根をおろして芽を出すのです。何とも不思議な農法。

粘土

 

そのため、福岡式自然農法の米作りは、米麦連続不耕起直播という方法で行なわれています。通常行われる米作りとは大きく異なった方法で栽培されています。

これも粘土に多くの種類の種子を入れて空気を抜いて、小さくまるめて3-4日乾燥させたものをトラクターで起こしたりはしない田んぼにじかに蒔いています。

普通は稲をビニールハウスで栽培してそれを機械で田んぼに植えていきますよね。そして植えた後は水を貼って温度を保ちます。

 

直播でまくと鳥などに種を食べられる危険性があるため、一般的には嫌煙されます。しかし、そこは粘土でカバーしているという・・・。笑

種を混ぜた粘土を球形にすることで割れにくく、地面と接した一点に日中と夜との気温差で生じた結露による水分が集まり発根、発芽できるという、地味に利に叶った方法なのです。笑

 

 

この粘土団子は、実は海外の緑化にも非常に大きな貢献をしています。東南アジア諸国では、粘土団子方式で荒野がバナナ畑や森として甦ったという事例もあるそうです。

水分を含んでいる粘土を使用するのがいいのでしょうね。また、様々な種を混ぜ込むことで、その土地に合った種が発芽できる可能性があります。そのため、砂漠地帯でも緑化が進む可能性があるんですね。

こういった貢献から、福岡さんは1988年に、インドの最高栄誉賞であるデーシコッタム賞、アジアのノーベル賞とも称されるフィリピンのラモン・マグサイサイ賞、1997年には世界の持続可能な開発に貢献した人に贈られるアース・カウンシル賞を受賞しています。

 

偉大な方なのです!!!!

福岡式自然農法を普及する福岡自然農塾などもあるそう。

参考URL
http://www.asahi-net.or.jp/~ir2e-kgmy/

 

これが福岡式自然農法。
よく自然農法と言えば福岡式自然農法を上げられるため、「自然農法」という記述でもよかったのですが、やはり有機JASとは違って明確な定義や方法がないのが自然農法であるため、福岡式自然農法として紹介させていただきました。

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