ド素人の家庭菜園奮闘記|適当にやったら上手く育たないのは当たり前だよ

 

今回はなかなかユニークな家庭菜園実践者を紹介します。

専門家から見たら舐めていると言われても、家庭菜園を始めて実践する人からしたら、やっぱり舐めた方法で実践してしまっているようです。笑

詳しくはAさんの体験談をご覧下さい。

 

 

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Aさんの体験談

 

少しでも生活の足しになればと始めた家庭菜園。

生活の足しになる事を目的にしているから、採算のとれる野菜を選びたい。

手軽に育てられて、使い勝手が良い人気の野菜と言えば、夏はトマト、冬は春菊・ほうれん草が人気だとは知っていた。だから、始めた時期が夏を過ぎた時期だった事もあり、迷わず大好きな春菊を選んだ。

 

まず、ホームセンターの野菜コーナーを訪ね、春菊の種とプランターを一つずつ購入した。

帰宅後に早速プランターに土を入れ、適当に種を撒き、水を与えた。

それだけすれば気持ちは勝手に満足し、その内勝手に芽が出て、勝手に成長するものだと思っていた。ひとまず、家庭菜園の基本の“き”は朝晩の水やりだと思っていたので、出勤前と帰宅後に水を与えていたが、一週間が経っても二週間が過ぎても一向に芽が出てこない。

 

結局、一ヶ月が過ぎてもプランターにはヒョロヒョロの芽が数個あるだけで、その芽たちもそれから先は成長することなく、そのまま枯れていった。

“どうして失敗したのか分からない”と、実家が農家と言う職場の後輩に尋ねてみれば、やや冷ややかな口調で「野菜作りナメてるでしょ?」という答えが返ってきた。

 

ナメてなんかない。

 

だが、その後輩に言わせればナメきっているらしい。

 

深く聞けば、野菜にも愛情がいるのだと言う。

私的には十分愛情を注いでいるつもりでいたのだが、「先輩は野菜にスパルタ過ぎますよ。最早、虐待のレベルです。」と、なんとも辛辣な言葉で指摘を受けた。

生き物ではないものに、それ以上の愛情を注げと言われてもさっぱり分からない。

具体的に愛情とはどんなものかと更に聞けば、「愛情は肥料に比例する」と言われた。

そして、「ちゃんと種のパッケージの裏とか、家庭菜園のノウハウ本の説明書きを読んで下さい」とも言われてしまった。

どうして説明を読んでいないと分かったのか。

 

その答えは早々に出た。

パッケージの裏には種まきの時期から収穫までの作業行程が詳細に書いてあったのだ。

これはいけない、と思い、古本屋で初心者向けの家庭菜園の本を購入した。

 

本を読み進めると、知らず知らずの内に、たかが家庭菜園と侮っていた事を知った。

その時、幸いにも春菊の種蒔きの時期に該当していたので、リベンジを計る事にした。

 

 

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まず、野菜用の土を買い、本やパッケージの裏面に記されている通りに種を蒔いた。

寒い時期は土の凍結を避けるために、日中に水やりをするのが基本だそうだ。

 

水やりも“やればいい”と言うものでもない事を、初めて知った瞬間だった。

 

その後も肥料を定期的に与え、途中で間引きを数回行った。

間引いたものは、料理に使えるほどの量ではなかったので、その都度、ネギの代わりに汁物の色味として使った。それから2か月後、プランターには青々とした春菊が、はみ出さんばかりに茂っていた。

一度失敗しているだけに、やり遂げたという達成感はこの上ない。

春菊は鍋の具材として使うのが一番美味しいと思っているので、是非とも鍋に使おうと思ったのだが、そこである事に気付いた。

 

もし、鍋の具材にするならば、5人家族の我が家ではプランターの大半、否、全てを抜き取らなければならないのだ。

手塩にかけて育ててきた春菊を、たった一度で使いきるのはどうしても躊躇われ、結局、雑煮風の吸い物の彩りとして5本だけ引き抜いた。

その後も、鍋に使う事も小鉢に使う事もなく、汁物の彩りという、メインとは程遠い具材として使用したが、愛情を込めて栽培した野菜を長く味わえたことは嬉しかった。

 

私の職場は月に一度、部署変えがある職場だったので、数ヶ月ぶりに同じ部署を担当する事になったアドバイスをくれた後輩に報告をすると、「春菊って、葉っぱを千切れば次々に新しい葉っぱが出て来て、結構長持ちしますよね。」と、言われた。

目からウロコが落ちたのだが、そういう事はもっと早くに、出来れば相談していた時に教えておいて欲しかった。

 

結局、それが元で家庭菜園に目覚めた私は、採算性や、節約をそっちのけで野菜作りを行う事になった。

冬野菜を堪能したあとは、次は夏野菜をと考えるのが一般的だろう。私ももちろんその一人で、トマトを、しかもその中でも比較的簡単で素人でも沢山の収穫が期待できると人気のミニトマトを作ろうと考えた。

 

早速、本のミニトマトのページを開く。

すると、“トマトは種からではなく、苗を植え付ける事が望ましい”という事と、“実が成るまでは水分はこまめに能えるように”とと言う事が書かれていた。

私は冷や汗を拭った。なぜなら“甘くするためには、水は枯れるか枯れないかというギリギリまで控えた方が良い”と言うニワカ知識を信じていたからだ。

もしそれを行っていれば、またしても大変な過ちを犯す所であった。やはり説明は読んだ方が得策だ。

 

今度はミニトマトを植える事を、件の後輩に報告すれば、“植える前には、土にちゃんと石灰を与えてくださいね”と更なるアドバイスを受けた。

春菊を堪能させてもらったプランターの土は、かなり疲弊しているので石灰を撒き、栄養を補充してやる必要があるらしい。

家庭菜園本を買っても、野菜の部分しか読んでいなかったため、知らずにいたのだが、成る程、人間に置き換えるなら当然の事だ。

私の気持ち的には、頑張ってくれた土には書かれている量以上の労いをしたい所だが、グッと堪え、説明書き通りの石灰を与えた。

 

植え付けから2か月後、成長した苗はトマト特有の匂いを発しながら真っ赤な実を鈴なりにさせた。

それから2ヶ月ほど、赤くて甘いミニトマトが我が家の弁当を彩った。

 

最後の実を収穫したあと、枯れ果てたトマトの枝を根ごと引き抜き、再び石灰を蒔いた。

そして、良い仕事をしてくれた土を2ヶ月ほど休ませた後に、再び冬野菜の種を蒔いた。

野菜はもちろん春菊だ。

もう、1年前と同じ轍は踏まない。

プランターも新たにもう一つ用意したので、今度は葉っぱだけを千切り、鍋に使うのを目標にしている。

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