植物での銅の働き!光合成の電子伝達に重要!欠乏したくない元素!

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銅
近年の研究で、植物における三大要素カリ・リン・窒素だけではなく、他にも量的に必要とする量は三大要素には劣りますが、植物体内で重要な働きを行う元素が多く知られています。

銅もその一つ。

今回は銅のお話。

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銅は世界的に見ても十分な量があるとはいえないと言われています。国際銅研究協会が1984年に公表した調査結果によると、世界的に見て、多くの地域で動画不足しているという結果がありました。約70パーセントは、アメリカとオーストラリアが占めていると言われています。

銅は人の生活においても非常に身近に存在しています。お金にも使用されていますし、電池や電子機器でも非常に大きな役割を担ってくれています。

実は、植物においても銅は貴重な働きをしてくれています。

植物に銅??

とピンとこないような人も多くいるかもしれませんが、こうした金属元素は植物体内で多くの量は必要ないのですがいぶし銀の働きを見せてくれます。中でも、マグネシウムなどは非常に有名ですね。

 

 

そんな中、銅はどのような働きをしているのか。
実は、かの有名な光合成に一役買っているのです。笑

 

銅はプラストシアニンと呼ばれる酵素の成分を構成しているのですね。下等な藻類から高等被子植物まで多くの植物に含まれています。銅イオンは青いのが有名です。そのため、このたんぱく質も青く見えるんです。

この銅が構成しているプラストシアニンは、光合成の初期段階(光化学系Ⅱ→光化学系Ⅰへの電子伝達)で、電子の伝達を行っています。銅(Cu)は生体内ではCu+とCu2+の状態で存在するため、電子の受け渡しを行う酸化還元反応をしてくれるのですね。

大々的な働きではなく、多量は必要としませんが、これは銅がないと光合成が進まないということを示しており、植物の生体内で重要な元素ということが言えるかと思います。

 

また、マンガンの働きで紹介したのですが、植物体内の活性酸素を除去する働きを示すSODという酵素と合体して植物体内の掃除を行ってくれます。銅は亜鉛と一緒にSODくっ付き葉緑素やエネルギーの生産場であるミトコンドリアで働きます。

 

 

欠乏

金属元素の欠乏の多くは、葉っぱが黄色く変色する症状がみられます。
マンガンや、マグネシウムの欠乏でも葉が黄色く変色します。

 

 

そのため、何の金属元素が欠乏しているのかがパッと見ただけではわからないのですが、銅の場合はそのほとんどが根に存在するため、植物全体の成長が悪くなるという症状がみられ、生長点である新しく出た葉に対する影響が見られてきます。

そして、病気や寄生虫に対して抵抗力が弱くなったり、穀類の収穫量が低下していき、ついには生育が停止します。

ナモグリバエなどの症状が銅の欠乏によって引き起こされると主張している生産者の方もいますね。ナメクジとかは銅を嫌うため、欠乏してきたら害が出てくるようです。

 

 

以上が植物における銅の働き!

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