ぼかし肥料とは何ぞや…?有機肥料、化学肥料との違いを紹介!

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bokashi
農業における肥料とか堆肥とかは非常に理解するのにややこしく、その使用方法は間違ってしまうと良かれと思って施肥しているのにもかかわらず、マイナス方向に影響を与える場合もあるため、注意が必要です。

そのなかで、即効性も高いため、与え方を間違うと大きくマイナスに働く可能性があるぼかし肥料について紹介します。

ぼかし肥料ってなんぞや・・・?

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ぼかし肥料

 

現場ではよく「ぼかし」と呼称されますが、このぼかし、有機肥料や化学肥料や堆肥などとはまた一線を画した存在のような扱いで、農業の現場で経験がない人にとっては余計混乱を与える存在かと思います。

しかし、肥料と堆肥に明確な違いがあるように、ぼかしにもきちんとした役割があります。
肥料と堆肥の違いに関してはこちらの記事にて記載しています。

 

一般的には、有機質肥料は化学肥料に比べると即効性が低い肥料として知られています。
しかし、有機肥料と同じような原料を使用していながら、ぼかしは即効性が高い肥料だと言われています。

 

また、完熟堆肥とボカシ肥の大きな違いは、土に入れたときの分解の時間にあります。ぼかしが終始ゆっくり分解しているような資材が完熟たい肥・・・みたいなことですね。堆肥は土づくりのために投入するため、植物に対して即効性がなくともいいのです。

 

そもそも、「ぼかし」という名前の由来は、話をぼかす、色をぼかす、と同じ様な意味合いがあり、有機肥料を微生物によって発酵させて原形からぼかすところからその名前が付けられたとも言われています。

ぼかしは、簡単に作れる、手軽にあつかえる、そして効果が出やすいという特徴があります。上記のように基本的には有機肥料と原料が同じようなものを扱っているのですが、何が一体違うためにこのような特徴を備えているのか・・・。それは、土を混ぜて作成するという点が大きく異なる点です。

原料としては、山・田・畑・海のものをできるだけ多く取り入れます。なたね油カス、魚カス、骨紛、魚粉、牛糞、豚糞、米ぬか、カニ殻、魚腸血粉、グアノ、ピートモンスくん炭、などなど。そこに、山土や粘土資材を入れて作ります。

その割合は作る人によって変わりますが、土には肥料成分を保持する働きがあり、有機質が発酵時に出す匂いはアンモニアガスは、そのままでは窒素分が揮散してしまいますが土がアンモニアを吸着するという働きがあります。

 

その結果、窒素分の豊富な肥料が出来上がり、植物が吸収して効率良く使用できるアミノ酸として取り込むことも期待できるため、即効性があり、効率の良い資材と言えるのです。それが「ぼかし」。

 

一般的な作り方は、上記のような原材料を混ぜ合わせ、放線菌・土着菌・ラクトバチルス(乳酸菌)・酵母菌・枯草菌などの微生物資材を投入し、水で撹拌し1カ月以上かけて発酵させるというものです。私は北海道に住んでいるのですが、北海道では農業が行えなくなる10月頃に仕込み始め、冬季期間中おいとき、春に散布するという方法をとっている人が多いように感じます。

発酵の間は、定期的に切り替えし空気を含ませた方がいいと言われています。

 
 

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C/N比

 

ぼかしで気をつけなければいけないのがこのC/N比。
窒素分が多い肥料であることは記述しましたが、その点と即効性が高いという点が相まって、施肥しすぎてしまうと窒素が過剰に植物内に摂取されてしまう可能性があります。

そのため、施肥しすぎないという点もポイントなのですが、このC/N比も大きなポイントかと思います。また、これは同時に微生物が増える重要なポイントでもあります。微生物は、増殖したり、細胞分裂をするために、炭素と、窒素を体に取り込むためです。

この割合が、炭素が主食で20kg、チッソがおかずで1kgが最適と言われているのですね。そのため、原料を選択するときに、意識をした方がいいということです。

 

 

家庭菜園のぼかし

家庭菜園でも、身近なものやホームセンターで購入したもので手軽に発行を行うことができます。

畑の土や落ち葉、水、魚粉、骨粉入り油かす、米ぬか、籾殻などを2重の袋などで混ぜ合わせ、そのまま嫌気性発酵を施すというものです。

夏場なら10日前後、春秋なら2週間、冬なら1ヶ月で完成できるため、挑戦してみるのも、より自分で作った野菜に愛着がわくため良いかと思います。

材料で注意しなければならないのは、おがくず・木の皮・カンナ屑など木質の材料を使用した場合、発酵・分解するのに時間がかかるため、避けた方がいいかもしれません。

 

以上が、ぼかし肥料についての紹介でした。

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One Response to “ぼかし肥料とは何ぞや…?有機肥料、化学肥料との違いを紹介!”

  1. 岡田宗治 より:

    パズーの日記楽しんでみています。
    今回、ぼかし肥料の作り方参考になりました。
    その中で、肥料作成の段階で発酵期間について貴誌では嫌気性発酵で2週間とありましたが、他の資料では2~3か月とあり、切り返しをする換気性発酵で約2週間とありました。
    貴誌の嫌気性発行でも途中で、切り返しを入れるのか、はたまた発酵促進剤を入れると2週間で使える肥料になるのでしょうか。秘密を教えてください。

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