アルカリ性土壌の問題点と改良方法!土壌を酸性化するためには?

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アルカリ性
日本の土壌は酸性が多いと言われています。

そのためアルカリ性の土壌は少ないのですが、化学肥料などを散布し続けるとアルカリ性に傾いた土壌になってしまうと言われています。

今回はそんなアルカリ土壌に関する記事です。

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アルカリ土壌

世界的にはアメリカ中部などの乾燥地が自然発生的にアルカリの土壌であると言われています。その原因としては、雨で流された陽イオン類が乾燥することによって地表面に堆積することが上げられます。

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日本における自然発生的なアルカリ土壌は、兵庫県三田市に見られる程度であり、酸性雨などが多い日本ではアルカリ土壌による問題はそれほど大きなものではありませんでした。

しかし、近年の化学農法の発達により、酸性土壌改良を目的とした石灰などのアルカリ性資材の散布により土壌がアルカリ性に傾いたり、化学肥料によって土壌内に塩類が増えてしまうためにアンモニアガスが発生しアルカリ性に傾くということはあります。

 

また、コンクリート塊やセメント固化処理によるアルカリ化問題も取り上げられております。建築などに使用して土壌などはアルカリ性に傾く恐れがあるのですね。

植物が生育するうえでにの最適pHは弱酸性から中性程度です。また、アルカリ土壌の場合は土壌中のリン酸が不溶化してしまい植物が吸収できない形になってしまうという問題点も上げられます。

リン酸は言わずと知れた植物にとっては重要な要素。それが吸収できなくなってしまうということは生育にかなり大きな影響を及ぼします。

また、リン酸だけではなく、金属が必要とする金属元素もアルカリ土壌では不溶化してしまうため、鉄やマンガン不足による葉っぱの黄色化が見られるようになります。こうしたサインは、植物が行う光合成が順調に行われていないというサインでもあるため、生育にとっては非常ん重要な部分です。

アルカリ土壌における根の発育の実験では面白い画像を発見しましたので参考にしてください。土壌をpH6.0~12.0の7段階に調整し、縦18cm、横13cm、厚2cmの根箱にハツカダイコンを播種し、根の生育を観察した結果です。

step4http://www.soil-doctor.jp/alkali-guide/step4.html参照

 

pH9.0を越えるあたりから生育が悪くなり、生育を阻害する様子が見られます。こうした被害がアルカリ土壌では見られるため、酸性に中和して上げたり、アルカリ性を弱める様にしなければいけません。
 

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アルカリ性土壌の改良方法

アルカリ性の土壌の改良というのは、基本的に賛成に中和してやったり、アルカリ性を緩和させてやる方法しかありません。

 

アルカリ性の緩和としてはトウモロコシの栽培や、ほうれん草の栽培などが方法として上げられます。

とうもろこしは、アンモニアガスを発生させる元である塩類などを吸収してくれることが期待でき、ほうれん草はアルカリ性資材である石灰分を窮してくれることが期待できます。

ほうれん草はアジア西部の降水量の少ない地方が原産地であると言われています。雨が少ないと土壌中にカチオンが堆積するためにアルカリ性に傾きます。そのため、もともとほうれん草は強酸性では生育があまりうまくいかないという性質を持ちます。pH 6.5から7.0当たりが最適と言われています。

また、ピートモスの大量投入による肥料成分の希薄化も方法として考えられます。こうすることで、土壌中のアンモニア態窒素を素早く硝酸態窒素に変換させるとともに、植物に吸収させ、肥料成分を薄めていきます。

 

 

すぐに改良する方法としては酸性資材を投入することで土壌を中和させてあげるという方法があります。

酸性肥料には硫安、塩安、硫酸カリ、塩化カリなどなどがあります。また、灌水する水を酸性にして土壌に供給するなどの方法もあります。

 

しかし、こういった酸性肥料は硫酸根が水と反応してpHを下げるのですが、残った酸がアルカリ分と反応して塩類を生成し、電気伝導度を上げてしまう結果を及ぼす可能性もあります。そうすることで土壌中に塩類がおおくなってしまい、植物に影響が出てしまうことが懸念されます。

また、結局アルカリ性に傾いてしまうということも多く、急激な改良は難しい部分もあります。

 

以上がアルカリ性の土壌とその改良方法です。

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